旧豊多摩監獄表門(旧中野刑務所正門)

中野の平和の森公園の南に、旧豊多摩監獄表門(旧中野刑務所正門)があります。関東大震災と太平洋戦争を生き延びた建物です。「大正期を代表する建築家・後藤慶二の現存する唯一の作品である同門」だそうです。後藤慶二は天才建築家と言われ、東京駅や旧台湾総督府を設計した辰野金吾のお弟子さんでしたが、1919年スペイン風邪の第三波でなくなりました。


この門は、中野区の文化財に指定されています。大杉栄や小林多喜二といった、思想家、政治犯が収監されました。

レンガの組み方が美しいです。

2021年11月5日と6日、旧中野監獄正門が一般公開されました。


こちらは地元でいつの頃からか、「平和の門」と言われるようになったそうです。今でも、世界のいくつもの国では、他の人に危害を加えていない人々、たとえば、「兵役に就いて殺人をする」ことを拒んだという理由で投獄されている人々がいることについて考えさせられます。

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